とても難しい局面です。
多くのプロフェッショナルが「先行き不透明過ぎてマーケットの
流れが分らない!!!」とギブアップしています。
アメリカの金利先物市場では、「来年二回の政策金利の引き上げ」
を織り込み始めました。
アメリカの5年後のインフレ期待を予想する「ブレーク・イーブ
ン・インフレ5年物」は、「3%前後の高めのインフレは5年後も
続く」と予測。
そんな中で、アメリカの長期金利のほうは、「アメリカの実質GDP
成長は今後スローダウンして、5年以内にスタグフフレーション
(不況の中の物価高)入りする」と不気味な予測をして、1.6
0%台と異常なまでの低水準で推移。
債券及び金利市場は、とてもじゃないけど「明るい未来」を予測し
ているとは言えません。
一方、アメリカ株式市場は、バックミラーを眺めてイケイケで上
昇を続けています。
この場合の「バックミラー」は「7-9月期の米国の物価統計」。
アメリカ株式市場のほうは、「高めのインフレは一時的」との「FRB
のマントラ」を信じる強気派の楽観論に支えられて上昇を続けて
いるのです。
かくして、「アメリカ債券・金利市場が眺める景色」と「アメリカ
株式市場が眺める景色」との間には、「大きな乖離」が存在してい
ます。
一体全体、どちらの市場が「より正しい未来」を眺めているのでし
ょうか????
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