第532号
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岩上安身のIWJ特報!
デルタ株拡大、「第5波」のなかで迎える東京五輪の開催決行
懸念される日本の脆弱な検査体制とワクチン接種の遅れ
岩上安身による医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師インタビュー
(その1)
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「アスリートは心肺機能を使うのでコロナにかかりたくない。知人の五輪関係
者や選手は、お願いだからPCR検査をしてほしいと言う。(政府やJOCは)そうい
う選手の声を踏みにじっているんです」
東京オリンピック開幕が目前に迫った2021年7月19日、東京都港区のIWJ事務所
にて、岩上安身のインタビューを受けた医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医
師は、五輪選手村でもPCR検査は抑制され、選手たちに毎日実施するのは感度の低
い抗原定量検査であることに憤りを隠さなかった。
・上昌広医師(IWJ撮影)
https://bit.ly/3lZoPMH
新型コロナウイルスに感染して症状が出ている人ならば抗原検査でも十分だが、
感染しても無症状だった場合、抗原検査はPCR検査に比べてガクンと感度が下がる
という。
実際、五輪の事前合宿のため6月19日に来日したウガンダ選手団から2人のコロ
ナ感染者が出た。1人は入国時の抗原検査で判別がつかず、PCR検査を追加して陽
性がわかった。
もう1人は抗原検査が陰性と出たので合宿地まで移動、6月22日に現地で受けた
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