第533号
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岩上安身のIWJ特報!
デルタ株拡大、「第5波」のなかで迎える東京五輪の開催決行
懸念される日本の脆弱な検査体制とワクチン接種の遅れ
岩上安身による医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師インタビュー
(その2)
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(その1)のつづき
上昌広医師は、コロナの感染ピークが日本(および米国)と世界とで一致する
のは、日米が当初から海外からの人流を規制しなかったために、世界各地のピー
クの「すべてを吸収」した可能性があるという、和田まきお医師の注目すべき仮
説を紹介した。
一方、五輪組織委員会は「この3週間のコロナ悪化は想定外」とした。しかし、
上医師は2021年1月に岩上安身がインタビューした際、「夏、オリンピック時期に
大流行する」と予測して的中させている。上医師は、「日本の問題は、観測を放
棄したこと」「PCR検査をしないのは、観測を放棄すること」と強く批判した。
・上昌広医師(IWJ撮影)
https://bit.ly/3EcvtGA
岩上安身は、IOCのバッハ会長の「われわれは犠牲を払わなければならない」と
いう発言や、ワシントン・ポスト紙の「ぼったくり男爵」というバッハ会長批判、
さらに無観客開催にもかかわらず、IOC関係者約1万人が観戦するという矛盾、バッ
ハ会長の広島訪問という政治的動きなどを指摘。これに対して上医師は、「日本
はIOCの奴隷だと思われてる」「日本人がやっぱり、12歳」と辛辣に糾弾した(敗
戦後、占領軍のトップとして日本に君臨した米軍のマッカーサー将軍が、「日本
人は、まだ12歳の少年である」と議会で証言したことにちなむ)。
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