メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

週刊 Life is Beautiful 2021年11月2日号:人生の岐路とドローンベンチャーの話

週刊 Life is beautiful
今週のざっくばらん 人生の岐路とドローンベンチャーの話 ハワイに来てから3週間ほど立ちますが、環境と心境の両面でいくつかの変化があり、自分にとって一つの大きな「人生の岐路」に来ているように感じます。 このメルマガでは、普段、Teslaの素晴らしさや、日本のIT業界の問題点などを書いていますが、それらは、あくまで第三者としての意見・評論でしかありません。しかし、今回は思いっきり「自分ごと」の話です。 大きな変化としては、以下のようなことがありました。iOS版のmmhmmのVersion 1.0をリリースし、一区切りが付いた。冬場はハワイで暮らす、という新しいライフスタイルを始めた。NFTが持つ大きなポテンシャルに気がついた。少し前に立ち上げたドロンベンチャーにVCからの資金が提供されることが決まった。 選択肢としてはいくつか考えられます。何も考えずに、とりあえずハワイの生活を楽しむiOS版のmmhmmのVersion 2.0の開発をスタートするNFTを活用したアプリを本気で作り、ベンチャー企業を立ち上げるドローンベンチャーに本気で関与する これらは、必ずしも排他的ではありませんが、あまり欲張り過ぎると、どれも中途半端な形になってしまうので気をつけなければなりません。 そんな中で、「iOS版のmmhmmの開発だけに専念する」ことは難しいと考えたので、迷惑をかけないように、CEOのPhilには正直にそれが無理であることを話しました。mmhmmおよびその後ろにあるAll Turtlesとは今後も関わり続けたいとは考えていますが、「iOSアプリの開発責任者」というポジションは返上すべきと考えたのです。 VCからも潤沢な資金を集め、Mac版、Windows版、iOS版、Web版と怒涛のように開発を進めているmmhmmという素晴らしい会社に重要なポジションを持ちながら、贅沢な悩みだと思う人もいるでしょうが、私の場合は、「‘やる気」が「生産性」と直結しているので、これが正しい選択肢なのです。 NFTアプリに関しては、瞬間風速的に界王拳を使い、とりあえず「ここだけは作るべき」と、直感的に感じたところまでは開発しました。しかし、その先をどう進めるべきか少し悩んで試行錯誤をしているところです。 「NFTを持った人たちにとってなくてはならないアプリ」として正式リリースするには、どんな機能を盛り込むべきかが、まだはっきりと見えて来ないのです。 その原因は、NFTのベースになっているEthereumブロックチェーンのことをちゃんと理解できていないことにもあるし、私自身がNFTを発行したり、取引をしていないためでもあります。この先を見るためには、自分自身がNFTを発行・取引すべきだとは感じているのですが、まだ踏み切れないでいるのです。 そんな悩みを抱えていた矢先に、突如湧いてきたのが、VCによるドローンベンチャー、netdroneへのVCからの投資の話です。 このドローンベンチャーの構想は3年前ほどから暖めていたものですが、2年前に知り合いのRichに話したところ、彼がそのビジョンに惚れ込んでしまい、結局、1年ほど前に一緒に会社を立ち上げることになったのです。 私はmmhmmに開発者として絡んでいたこともあるし、再びCEOとして会社を運営するのは勘弁してして欲しい、と思ったので、CEOは彼に頼み、私はビジョンと立ち上げ資金だけを提供するという約束で会社を作りました。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 週刊 Life is beautiful
  • 「エンジニアのための経営学講座」を中心としたゼミ形式のメルマガ。世界に通用するエンジニアになるためには、今、何を勉強すべきか、どんな時間の過ごし方をすべきか。毎週火曜日発行。連載:菅首相に会って来た/米国で起業する時に知っておかねばならないこと。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 火曜日(年末年始を除く)