アメリカの金利先物市場は「高インフレは来年半ば以降も続く」
として「2022年半ば以降にFRBによる2~3回の利上げ」
を既に織り込んでいます。
金利先物市場が後手後手に回っているパウエルFRB議長を追い
込んだ形です。
11月2~3日のFOMCでは、10月28日のラガルドECBを
見習って、おそらくパウエルFRBは「玉虫色発言」に徹するこ
とでしょう。「市場との対決」を回避することでしょう。
それとも、パウエル議長は、次期議長職再任を投げ打ってでも市
場に追随するのか?あるいは市場と対決するのか?
株式市場のボラティリティーが低下するなか、内外の株式市場は
天真爛漫にユケユケで上昇しています。アメリカ株式市場では三
指数ともに史上最高値を更新し続けています♪
衆議院選での「想定外の自民党勝利」に、昨日11月1日の日本
株式市場も沸きました♪
折しも、11月・12月・1月は、内外ともに株式市場が上昇し
やすい時期です。
その一方で、アメリカの国債市場ではイールドカーブがフラット
化、市場は「国債市場のボラティリティーの高まり」を予想して
います。今後は物価統計の発表のたびに、あるいはFOMC
が開催されるたびに、「国債市場の乱高下」「株式市場の乱高
下」には大いに警戒すべきでしょう。
一方、アメリカ議会。
アメリカ議会では「再分配計画(大型財政刺激策)」が近いうち
に成立しそうです。その規模は、当初計画の3.0兆ドルから
1.75兆ドルへと縮小される見込み。
この縮小に伴って、法人税増税は見送りになりそう。
もし仮に、この法人税増税が見送られるならば、これはアメリカ
株式市場にはポジティブ。株式市場の次の調整は小幅な調整に留
まるかもしれません。
議会は株式市場の次の調整局面にこの「法人税増税の見送り」を
ぶつけてくるかも知れません。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)