選挙は、私は実はうすうす予想していたが、自民党が一人勝ちのようになった。
立憲民主党も共産党も議席を減らし、二大政党制には程遠い状況になった。
一つ確実に言えることは、これから4年間、日本の成長はないということだ。
確かに立憲民主党が政権を取っても経済は成長するとは限らない。むしろ株価が下がり、逆に成長どころか不況に陥る(今だって十分不況だが)可能性もある。
ただ、私は変わることには意味があるとは思っている。
やってみないと何が起こるかわからないからだ。
20世紀以降、アメリカで唯一の高卒の大統領トルーマンは、軍事には興味が高いが、経済にはまったくの音痴だったそうだ。
それで冷戦を勝ち抜くための費用として、金持ちの最高税率を91%まで上げた。別に格差(当時のアメリカの格差は非常に大きかった)解消という意図があったわけでなく、単純に取りやすいところから取るという考えだったようだ。またこの時代であれば、税金を払いたくなくてよその国に移住などという人は非国民の扱いができた。
ただ、金持ちが高い給料をもらっても税金でもっていかれるだけなので、一般労働者の給料を上げることになった。そのほうが税金が安く済むからだ。
かくして、アメリカで中流が激増し、1950年代の日本人がドラマで見てうらやましがった豊かなアメリカになった。
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