第061号後編「仕切る極意と縄文の変顔土器」

久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽 」 毎月第1-4 火曜日発行 vol.61 2021/11/09 発 行 *========*========*=======*=======* ============= ４．久米のイチオシ ‐‐‐‐ 縄文2021ー縄文土器に見つけた変な顔ベスト12 縄文土器に顔があったっていいじゃないか。 縄文2021展で顔ばっかり撮影したっていいじゃないか。 かつて岡本太郎画伯は、ウイスキーのテレビCMに登場して「グラスの底に顔があったっていいじゃないか」と言い放ちました。 https://www.youtube.com/watch?v=FuWNWXK9gzQ 先週、川崎市岡本太郎美術館にて、縄文の造形を愛した天才の言葉の数々に触れて、居ても立っても居られなくなった私。足は自ずと江戸東京博物館へと向かいます。 絶好のタイミングで、2021年12月5日まで開催されている特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」。そこで陳列されていた縄文式土器を見て仰天しました。 これまでも、火焔式土器など名品の数々をみたことはあったのです。ところが、東京で出土したという縄文式土器の数々を見つめていると、なぜか顔が次々に浮かんでくるのです。それも何だか変な顔、笑っちゃう顔ばかり。時々コワい顔もありますが、まさに異形の者たち。