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習近平の陰謀「歴史決議」、3%成長経済のもたらす「綻び封じが目的」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/11/11
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生涯にわたる最高指導者の地位 国内外に蒔く波乱の芽どう潰す 共同富裕へ逆行する中国共産党 奈落の底へ突き落とされる危機 習近平中国国家主席は、1953年6月15日生まれである。まだ、68歳だ。来年秋で国家主席に就任して2期10年となる。70歳前で現役を引退するにしては、余りにも政治的に「危険」過ぎる話だ。 習氏はこれまで政敵をことごとく追放してきた。二人の元幹部は、終身刑で獄窓に繋がれている。当然、「反習近平派」は復権のチャンスを狙っている。こういう状況下で、習氏が現役を引退するには危険なのだ。そこで、「終身国家主席」として権力を握って、身の安全を図らざるを得ないのだろう。これが、中国政治の姿であろう。 中国は、中央委員会第6回全体会議(六中全会)の終わる11月11日、「歴史決議」を発表と報じられている。その日は今日だ。いかなる内容になるか不明であるが、大方の見当はついている。習近平氏を「終身国家主席」にするのであろう。あるいは、そういう文言はないとしても、「習近平思想」を絶対不可侵なものと位置づけるのであるまいか。過去2回の「歴史決議」はそのような扱いであった。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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