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第667回 アメリカは本当に大丈夫なのか? 国内の危険な状況 その1、デイムス少佐の最近の情報
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▼今回の記事の要約
アメリカに関するニュースは多い。しかし、米国内で起こっていることが報道されることはめったにない。調べて見ると、2020年の大統領選挙に匹敵するとも劣らない危険な状態に突入しつつあるように見える。そこで今回は、記事を2回に分け、アメリカ国内の状況を包括的に紹介する。
今回はその1として、アメリカにおけるインフレの生活実感と、それが米国民に引き起こしている大きな不安感について書く。アメリカのインフレは日本の主要メディアなどでも頻繁に紹介はされている。だが、心理的なものも含め、それがどの程度の生活不安を引き起こしつつあるのかは日本の主要メディアでもほとんど報道されていない。
バイデン大統領の支持率は下落する一方だ。すでにアメリカを深刻に分断したといわれるトランプの支持率に接近する有り様だ。バイデンの支持率急低下の理由はさまざまあるが、その大きな要因のひとつになっているのは、アメリカ国内のインフレの亢進である。11月のインフレ率は前年同月比で6.2%であった。これは31年ぶりの高いインフレ率だ。
70年代終わりから80年代始めにかけてアメリカは、インフレと高い失業率が同時に起こるスタグフレーションを経験したが、そのときのインフレ率は10%をゆうに越えていた。
これはいまの6.2%よりもはるかに高いので、いまのインフレ率はたいしたことはないと思うかもしれない。しかし、インフレ率は製品によって大きな違いがあるので、米国民の実際の生活実感でははるかに深刻に感じられている。それがアメリカの将来に対する非常に悲観的な見方を助長するとともに、怒りのエネルギーはトランプに再度結集し、米国内の分断をさらの深めることになっている。
おそらくこうした状況で、2022年度の中間選挙と2024年の大統領選で民主党は大負けし、トランプが最終的に大統領になるかもしれない。こうした米国内のインフレを巡る状況を詳しくお伝えする。
次に、読者のリクエストにお答えする記事を書く。読者の方から、最近リモートビューイングのエド・デイムス少佐や、「秘密宇宙プログラム」のコーリー・グッドなどの人々が最近発信している情報を紹介してほしいとのリクエストがあった。そこで今回は、エド・デイムス少佐の最近のリモートビューイングの結果を紹介する。
今回はこのような内容を詳しく解説する。
▼アメリカ国内のインフレの状況
それでは今回最初のテーマを書く。アメリカのインフレを巡る危険な国内情勢についてだ。
日本の主要メディアでも報道されているので周知だと思うが、バイデン政権の支持率低下が止まらない。もともとバイデンは、大統領選挙の妥当性が論争の的になり深刻な分断が進むアメリカで就任した大統領なので、50%を越える支持率の実現は難しいとされていた。どんな政策を実施しようとも、共和党のトランプ支持派は絶対にバイデン政権を支持することはないからだ。
しかしながら、そのような状況を勘案しても、いまのバイデン政権の急速な支持率低下のスピードは予想を越えている。以下がバイデン政権の支持率の推移だ。客観的な政治報道で有名なサイト、「リアル・クリア・ポリティックス(RCP)」の公表している数値を参照した。
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