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2021年11月12日号(Vol.186)-ラベリングは最強のテクニック&エチオピアの悲劇

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第186号(2021年11月12日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもお読みいただきありがとうございます。 また、コメントやご質問、ご相談も頂戴し、本当に嬉しいです。 さて、今週号のメルマガですが、 まず【1】のコーナーでは、今週から 【ラベリング・テクニック】 についてお話しします。 以前、ラベリングについては数週間にわたって解説しましたが、 今回はさらに深く掘り下げ、 『相手の本心を見抜くための手法』としてのラベリングについてお話しします。 かなり強力なテクニックですので、その内容は、本編をお楽しみに。 次に、国際情勢ですが、今週もいろいろな動きがありました。 一つ目は、今年も始まった気候変動COP26についてです。 先週号では『脱炭素祭り』と名付けて、今、私たちが直面している問題について、 注意喚起を試みてみました。 非常にたくさんのコメントやご質問を頂戴し、とても光栄です。 交渉官級での交渉はほぼ終わり、今週は閣僚級セッションに入っています。 交渉官級で合意できなかった内容や、リーダーが置き土産にした政治的なアジェンダについて、 閣僚級で話し合うことになっています。 よく報道で化石賞の話題が出ますが、それを交渉官時代に個人名で受賞した当人としては、 非常に冷めた目で眺めています。 非常に偏りのある選定基準だと思いますので、あまり皆さんもお気になさらないでくださいね。 COP26が実効的な合意を導けることを切に祈っております。 2つ目は、【混乱を極めるエチオピア情勢】についてです。 先週11月4日で、Tigray紛争開戦から1年が経ちました。 しかし、今年6月から再燃した紛争は、日に日に残虐性を極め、 政府によるTigray人への虐殺・民族浄化疑惑まで噴出し、 飢餓や衛生状態の著しい悪化によって伝染病も広まるなど、大きな懸念となっています。 また11月2日には政府が非常事態宣言を出し、 4日には米国政府が、喫緊性のない任務に就いているアメリカ人の即時国外退避を命じるなど、 外国人に対する危険も高まっています。 そして国連職員が十数名、政府によって拘束されるという異常な事態に陥っています。 まさにエチオピア情勢の混乱度合いが分かる事例です。 本件については、【2】のコーナーで詳しくお話いたします。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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