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第216号.20年ほど前まで1200万人も加入していた厚生年金基金はなぜ崩壊していったのか。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 いつもお読みいただき誠にありがとうございます^^ 1.あんなに人気があった厚生年金基金はどうして消えたのか 年金を考える時に、厚生年金基金というのがとても人気があった時期がありました。 ですが今はもうあまり話題になる事は少なくなりました。 なぜもう話題になる事がほとんどないのかというと、平成26年4月以降の新設が認められなくなり、事実上の廃止となったからです。 昭和時代の末期辺りは、会社に就職する時は会社の福利厚生として厚生年金基金もあるというのが、学生から選ばれる就職の条件の一つとなったりもしました。 多くの会社が厚生年金基金を導入し、ピークは1800基金(平成9年頃)ほどまで増加して、加入者総数は1200万人程まで行きました。 そんなに多くの人が加入していた厚生年金基金はどうしてほとんど無くなってしまったのか。 そもそも厚生年金基金というのは何かというと、積立年金です。 公的年金は現役世代の保険料をその年の受給者に送る賦課方式ですが、厚生年金基金は保険料を積み立てて、それを運用して、年金を受ける時は積み立てた保険料と運用益も年金として受け取るというものです。 この二つの性質を持った年金が合わさったような仕組みとなっていました。 どういう事かというと、現在は老齢厚生年金には報酬比例部分の年金がありますよね。

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