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小林よしのりライジング 416号「いるいる詐欺を殲滅せよ」(2/3)

小林よしのりライジング
第416号 その2 2021.11.16発行 第237回「製薬会社と論文とカネの話~ファイザー、“史上最大”の薬事犯罪」 新薬を簡単に信じてしまう日本人は、製薬会社はクリーンで、知的で、信用第一の企業だという性善説的なイメージを抱いているか、「世界的な大企業様のおクスリなのだから」と権威主義的に盲信している人が多いのかもしれない。 だが、実態は、かなりえげつない。 話題の製薬会社について、深掘りをしてみたい。 ●ファイザーの臨床試験下請け会社、実態はデタラメ 世界5大医学雑誌とされている『BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)』のサイトに、11月2日、「Covid-19: ファイザー社のワクチン臨床試験におけるデータの整合性に関する問題を研究者が内部告発」という記事が掲載された。 記事は、ファイザーのコロナワクチン臨床試験を下請けしている民間臨床研究会社である、ヴェンタビア社の元研究員、ブルック・ジャクソン氏からの告発によるものだ。 ヴェンタビア社では、十分に訓練されていない人間が治験に従事しており、ワクチンや、使用後の注射針、被験者のカルテの管理などがかなり適当に扱われていたという。 臨床試験でもっとも重要な、「誰がプラセボで、誰が本物の薬剤を打ったのか」を秘匿するはずの盲検化もできておらず、本物か偽薬かの割り当てを記載したプリントがオープンな状態になっており、盲目化されていなければならないはずの職員が、誰でも閲覧できるというありさまだったらしい。 さらに、データを改ざんしたり、検体のラベルを張り間違えたり、手順を逸脱しても報告されないなど、しっちゃかめっちゃかで、品質管理のチェックを行うために入社したジャクソン氏は、問題の多さに圧倒されたという。

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