2021年 第 46号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
長尾和宏です。
今晩は、皆既月食でしたね。僕も尼崎の夕空に、いつもより心なしか赤い
神秘的な曲線のお月様を見ることができました。
先日神戸で聴いた玉置浩二さんのコンサート。
玉置さんが、『嘲笑』というとても優しさに溢れた歌を唄ってくれました。
「嘲笑」
星を見るのが好きだ
夜空をみて 考えるのが
何より楽しい
百年前の人
千年前の人
一万年前の人
百万年前の人
いろんな人が見た星と
ぼくらが今見る星と
ほとんど変わりがない
それが 嬉しい
この歌、作曲は玉置浩二さんで、作詞はビートたけしさんなんです。昔の
人も、今の僕たちと同じように、皆既月食の空を見上げていた。
いや、今は美しい天体ショーとして写真を撮って楽しんだりしていますが
昔は、月食は、良くないことがおきる兆しとも捉えられていたようですね。
「願わくば 桜の花の下で 春死なん」と詠った平安時代末期の歌人西行法師
(1118~1190)にも、月食の歌がありました。
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