No.494 (2021年11月21日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
学歴も職歴も何もない若者の中から金融取引で莫大な富を得る人間が出てくる理由
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グローバル化と多文化共生が進めば進むほど貧困化も同時に進むというのは、何度も述べた通りだ。
グローバル化とは企業が安い労働力を外に求める現象。
多文化共生とは企業が安い労働力を外から連れてくる現象。
安い労働力を見付けて使い捨てにする非情なシステムを「グローバル化」「多文化共生」とか言って気取っているのだから、これで労働環境が良くなると思ったら大間違いである。
「グローバル化」「多文化共生」は企業にとって良いことであり、国民にとっては良いことではないのである。自分たちの労働環境が悪化するのに、こんなものをありがたがるというのは国民の勉強不足に他ならない。
さらに日本企業は高賃金と好待遇を要求する日本の労働者も邪魔なので、あれこれ理由をつけて社員をリストラして、次に雇うときは非正規雇用にする。日本人の使い捨てシステムも粛々と進めている。
日本人が貧困化した? それは当然なのである。グローバル化・多文化共生こそが「弱肉強食の資本主義」の正体だからだ。この2つが進んでいくというのは何を意味するのかというと、言うまでもなく貧困化のさらなる深化である。
弱肉強食の資本主義で最下層に位置する若者は、特にこの「弱肉強食の資本主義」で犠牲になっていく。最初から豊かになる道を閉ざされて、最初から資本主義のどん底《ボトム》に突き落とされることになる。
しかし皮肉なことに、資本主義で取るに足らない存在だと見なされているこの若者の中から、凄まじい富を一気に手に入れることができる少数の存在が現れるのも事実である。その理由は彼らが「何も持たない」ことに起因する。どういうことか?
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