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習近平「これから10年」 経済衰退期に屋台骨守る負け籤引いた「不運の男」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/11/22
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台湾と絡む習氏の終身皇帝 還暦過ぎた中国経済の悩み トゥキディデスの罠を曲解 米国は米中会談後に強気へ 中国共産党は、結党100年を期して3回目の「歴史決議」を行った。過去2回の歴史決議をテコに、毛沢東(1回目:1945年)、鄧小平(2回目:1981年)が終身の最高権力者になったように、習近平氏もその座を保証される形である。 中国共産党が、習近平氏に終身最高権力者の座を与えた裏には、過去の歴史決議が党内危機の高まった時期に決められた共通点を持つ。その意味で、今回の背景をつぶさに見ることで、中国共産党の危機感が炙り出されるはずだ。 毛沢東の歴史決議は1945年であるから、第二次世界大戦が終結して新たな世界情勢が生まれるという混乱期であった。鄧小平の歴史決議は1981年で、毛沢東による10年間の文化大革命の大混乱が収束されて、中国の政治と経済の再建を目指す時期であった。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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