さて、ここ1ヶ月は株式市場もバタバタしていた印象です。
金利は乱高下しているし、インフレが来るのかデフレが来るのかの見解もプロでも一致していません。FRB議長のパウエルは、前回のFOMCでは、長期的にはインフレよりも恒常的に続くデフレ圧力に注意を払いたいと述べており、テーパリングはするけど、金利を引き上げるかどうかは別問題だと明確に述べていました。
そんな中で為替も乱高下しています。
特にドル高が止まりません。
為替というのなかなか直感と反する動きをします。
為替というとついつい「国の経済力が〜〜」「国力が〜〜」という話になってしまいがちなのですが、それは全く関係ありません。
今回の例で言えば、米経済は非常に好調に回復しています。
世界を代表する会社は大体アメリカにありますし、テスラはアナリスト予測を毎回超えてきています。GAFAMでは、Appleは半導体供給懸念から決算をミスし、Amazonも決算をミスしましたが、それ以外のIT企業は好調です。
Nvidiaなんかはメタバースで盛り上がっています。
国力という観点だけで言えば、斜陽産業のガソリン車でなんとかもっている日本と伸び盛りの企業がガンガン活躍している米国では、圧倒的に米国の方が強いはずです。
そのため、一見すると「ああ、日本はダメな国だから円が安くなっているんだ」と思いがちです。
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