通貨の価値が目減りする インフレ時代の５つの資産防衛術/EU加盟国に永住をする方法

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法 /第58号/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■通貨の価値が目減りする インフレ時代の５つの資産防衛術/EU加盟国に永住をする方法 こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。株式市場と不動産市場に悪影響を与える税制改正が行われる可能性が高まりました。 12月18日に与党は、12月にまとめる2022年度税制改正大綱に、株式売却益をはじめとする金融所得への課税強化を今後の検討事項として盛り込み、来年にも一定の方向性を出す方針を出しました。 また、住宅ローン減税は控除率１％を縮小して延長する予定です。 https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202111/0014851902.shtml ■パウエル議長の再任から進む円安ドル高 米国ではFRBパウエル議長が再任し、緩和策の縮小に動く金融政策が継続されそうです。緩和を延長するハト派のブレイナード理事は議長の有力候補でしたが、副議長に指名されました。 パウエル議長が再任されたことによって、ドル円相場は115円を突破し、ジリジリと円安ドル高が進んでいます。中長期的にも円安が進む可能性もあり、資産の一部でドルを保有することも考えられます。 私もシンガポールに住んでいるために、為替レートの変動は大きく左右されます。2020年前半のドル円レートが103円台で円を米ドルに一部変え、その後も円が入金されるとクレジットカードで円から使うようにしてきました。 今後、円の価値が相対的に低くなっていくと、海外で消費をすることが難しくなることが考えられ、より海外で売上を上げる努力が求められます。 個人的には今のレートであっても米ドルやシンガポールドルの資産を増やしてもよいと考えています。 ■インフレは本当に起こるのか さて、米国の消費者物価指数の上昇は米のコロナからの正常化によって、一時的に押し上げられましたが、現在は前月比0.25％前後で落ち着きを取り戻しているようにも見えます。 しかし、消費者物価指数が5年平均である前月比0.2％を維持した場合、2022年5月までに消費者物価指数は年率で5％を超えそうです。 コロナからのリバウンドで一時的な上昇なのか継続的な物価上昇なのかを見極める必要がありそうですが、インフレを予測する場合、ポートフォリオの調整も考えられます。 インフレ時代に資産を防衛する術として次の５つのことが考えられます。