ガンは労働分配率の低下
働きに見合う賃金が必要
無力化された日本の労組
日本株の魅力は内部留保
世界のサプライショックによって、世界的な物価上昇が起こっている。その中にあって、日本もエネルギー価格の上昇はあるが、物価水準として均せば「さざ波」程度である。依然として、低物価に変わりない。
欧米の金融当局は、消費者物価上昇に頭を悩ませている。日本では、物価が少しは上がって景気が刺激されれば良いという、「期待感」をのぞかせている。日本経済は全く、別次元をさ迷っているが、低物価だけ突出しているのではない。「低物価・低金利・低成長・低失業」の4点セットになっている。これが特色である。
将来の先進国経済が進むべきひな形が、日本に見られるというイメージもある。だから、このままで良いかと思われるがちだが、そうでないことを指摘したい。日本の労働生産性が低い結果でなく、労働分配率が低い「異常現象」である。労働生産性に見合った賃金でないのだ。こういう事実を認識して、「労働に見合った賃金」を受取り、日本経済を正常化させるべきである。
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