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山崎和邦の投機の流儀vol.495

山崎和邦 週報『投機の流儀』
▼495号 ---------- 2021/11/28 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山崎和邦の投機の流儀 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 【 今週号の目次 】 ■ 第1部;当面の市況 (1)週明けは売り先行で始まろうが、短期の突っ込み買いを入れられるかどうか「一足一刀の間境」の場面に入った。 (2)週明けは売り先行で始まるであろうし、新安値銘柄の更新が続出、騰落レシオでは「ぞぅっとしたところを買うべし」ということになり、「売られすぎのレベル」であっても、25日線との乖離は「売られすぎ」のレベルまでは来ていない。短期的には難しいところに入った。 (3)水曜日の大幅下落は「米利上げ早まる説」が震源地?―FRB議長再任が契機で、ドル高円安圧力 (4)マザーズ売買代金2000億円超が6日連続  (5)「日経平均、来春33000円超え」―野村アセットマネジメントの見方 (6)アンチ「野村アセットマネジメントの見方」―1コロナ前よりも、相当に高い水準の消費が行われるという可能性は少ない。 (7)アンチ「野村アセットマネジメントの見方」―2需給面から見た日本株の相対的出遅れは続きそうだ。深層は日本のGDP推移の弱さと岸田政権の経済政策の不明瞭にある。 ■ 第2部;岸田首相よ、「催促相場」を読み取るべし (1)株価は、何をそんなに怒っているのか?―日経平均は3万円近くになると反落するということを繰り返してきた。「俺は意地でも3万円には乗らないっ!」と叫んでいるように筆者には見える。何をそんなに怒っているのか? 週末の下げを言うのではない。その前からの膠着状態を言っているのだ。 岸田さん、ホンネを語ろうではないか―「催促相場」を読み取るべし、だ。 (2)最大規模の経済対策55兆円に対して、株価の反応は薄かった。 (3)最近の経済実態と岸田政権の価値観 (4)岸田首相の「経済成長」は「(宏池会初代首相の)池田元首相の経済成長」の引継ぎ、「デジタル田園都市構想」は「(宏池会2代目首相の)大平元首相の田園都市構想」の引継    ぎ、「人の話しを聞く特技」は「池田元首相の『低姿勢=正姿勢』」の意訳。斯くて岸田首相は宏池会の基本を忠実に退き継いでいる。しかし、宮澤政権以来の長い政権担当空白期間で経済政策運営能力を喪失したのか?

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  • 山崎和邦 週報『投機の流儀』
  • 大学教授(国際金融論、日本経済特殊講義)かつ投資歴61年の現役投資家。前半は野村證券で投資家の資金運用(セルサイドの立場)。後半は自己資金で金融資産を構築(バイサイドの立場)。現在は現役投資家、かつ「研究者」として大学で講義(研究者の立場)。メルマガはこの三つの立場から相場の深層を述べるという趣旨です。メルマガ内で2018年秋以降「アベノミクス相場の大天井圏内にある」と指摘し、現金保有高を高めるように警告。2020年3月15日号で「百年、兵を養うはこの一日に用いんがため」と断言し、その4日後、3月19日に日経平均は1万6500円の大底をつけ、11ヶ月後には3万700円と1.8倍になった。
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