原油高が日銀に出口を用意
「政治の駆け引きで原油高止まり」
原油価格が不安定な動きをしています。WTIなど、原油先物価格が一時80ドルを大きく超え、米国をはじめ、主要国のインフレ圧力となりました。米国のバイデン大統領は英国、日本、中国などと協調して石油備蓄の取り崩しを決め、インフレ圧力を冷やそうとしましたが、その効果にも限界がありました。市場では備蓄放出の決定を見ながら、原油価格の反発が見られました。
ところがその後南アフリカを中心に、新しい変異株が見つかり、WHO(世界保健機関)がこれを抗体の効果を弱める可能性のある「懸念すべき変異株」に指定したことから、市場ではコロナパンデミックの新たな段階に入り、再びロックダウンなど、広範な感染予防のための規制がとられる可能性を懸念しました。実際、欧米の一部ではアフリカ南部の国からの入国を規制しました。
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