世界経済の回復に3つの逆風
「世界貿易がまた縮小」
コロナ禍からの世界経済回復を象徴するように、世界貿易も昨年春の落ち込みから急回復を見せていました。オランダ経済分析局がまとめた実質世界貿易は、昨年春のコロナ初期に10%以上の急落を見せましたが、その後1年足らずで20%も回復し、今年春にはコロナ前のピーク水準を4%も上回りました。
しかし、その回復もこの春までで、その後世界貿易はまた縮小を見せています。実質世界輸入で見ると、今年4-6月は前期比1.9%増となっていますが、4月の水準が高かったためで、限界的には5月以降減少に転じ、7-9月は前期比1.1%の減少となっています。この世界貿易の縮小を受けて、日本の実質輸出も7-9月は前期比2.9%の減少を余儀なくされました。
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