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【第277号】「マーベル・ユニバースへの歩み(パート6)アニメ『ヒットモンキー』の舞台裏!」

ハリウッドで俳優として生きる! 尾崎英二郎の ”夢” を掴むプロセス
手応えは感じていました。 そして合格の知らせが届いたのです! この瞬間、マーベル2作目の出演が決まりました。 同年11月、収録本番。 オーディションと同じように、監督から僕に演出が伝えられます。 一言に、「伝えられる」と言っても、それはスタジオの収録ブースのガラスとマイクを通して のやりとりであり、必要最小限の言葉のやりとりしかできません。 監督は明確に注文を出し、僕は録音ブースの中から的を射た質問を投げかけて進行します。 このコミュニケーションがスムーズでないと、ガラスの向こう側の関係者たちをイラつかせてしまうことに なります。 細かな演出に、次々と反応して演じていきます。 『ヒットモンキー』は、暗殺の殺戮が続く中でも、軽快さや、独自のユーモア感を求められます。 その期待に只々ひたすらに応えるべく、必死に演じ続けました。 この、瞬間瞬間のやりとりを、もちろん通訳など介さずに英語で進めていくわけですから、 演出を確実に聴き取り、そこで消化し、役に吹き込んでいくという、 処理能力と瞬発力が求められます。 新たなセリフをその場で与えられたりもしました。 練習などできない、一発勝負です。 「声(だけ)の仕事だから、、、」 と舐めてかかれば、 一瞬で信頼を失い得る、外国人の僕にとっては常にギリギリの攻防です。

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  • ハリウッドで俳優として生きる! 尾崎英二郎の ”夢” を掴むプロセス
  • 海外ドラマ『The OA』『高い城の男』『DC レジェンド・オブ・トゥモロー』『MARVEL エージェント・オブ・シールド』『エクスタント』『ヒーローズ』、映画『硫黄島からの手紙』や『ラストサムライ』に出演した俳優尾崎英二郎が、人生の「壁」を突破するために何を実践したのか?挫折に負けない心の作り方、大切な人脈の築き方、英語克服法、緊張との闘い方など、自身の経験をもとに語る。 「夢は実現できる!」進路に悩む中・高・大学生や、仕事の閉塞感を打破したいと感じている社会人に、“無名”から米国ハリウッドでキャリアを積み上げていく姿を通してメッセージを送る。
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