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「台湾有事は日米有事」、安倍発言で中国はピリピリ 弱点見抜く日本がけん制

勝又壽良の経済時評
  • 2021/12/06
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台湾防衛で旗幟鮮明の日本 米EUが対中国で共同歩調 台湾開戦の時期巡り複数説 中国は食糧など備蓄が前兆 安倍元首相は12月1日、台湾のシンクタンクの会合においてオンラインで講演した。この中で、安倍氏は「中国に自制ある行動を促すにはどうすべきか」「台湾有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事だ」などと述べ、中国を牽制した。 中国外交部は、これに強く反応し駐中国日本大使を深夜にも関わらず呼び出し抗議した。これに対して、日本大使は、「こういう意見が日本にあることを知って欲しい」と逆襲。日本の毅然たる外交姿勢を見せた。日本も従来にない強硬姿勢である。中国もこれによって、日本の決意を覚ったであろう。 講演で安倍氏は、「中国にどう自制を求めるべきか。台湾有事は日本有事すなわち、日米同盟の有事でもある。この点の認識を、北京の人々は、とりわけ習近平主席は断じて見誤るべきではない」と語った。さらに「日本と台湾、そして民主主義を奉じる全ての人々は、繰り返し『誤った道に踏み込むな』と、訴えつづける必要がある」と強調、中国を強く牽制したもの。中国にとっては、痛いところを突かれた思いであろう。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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