12月に入って始まった「クリスマス・ラリー」と思しきものはこ
のまま年末年始まで継続するかも知れません。
12月・1月は、アメリカでは株価が上昇しやすい時期です。
しかしながら、しかしながら!!!
この「クリスマス・ラリー」は、途中で止まるかも知れません!
たとえ12月であっても、
本日12月10日、日本時間で今夜発表になる「アメリカの11
月の消費者物価指数」の中身や、12月14~15日のFOMCの
行方次第では、これらが引き金となって、5~10%の「普通の調
整」が巻き起こる可能性があります。
あるいは、このような引き金が何もなくても、10%調整が起き
る場合もあります。
2021年12月の債券市場は「来年のFRBは、インフレ退治の
ためにビシバシ利上げを行う。その結果、来年のどこかの時点で
アメリカ経済はスローダウンする」ことを既に織り込んで「フラ
ット化」しています。
12月の株式市場も、この債券市場にいつ追随しても不思議では
ないのです。
折しも、今年2021年12月のアメリカ株式市場は、「2018
年12月半ばから2019年1月4日までのアメリカ株市場」を
彷彿とさせるものがあります。
2018年12月半ば、米中貿易摩擦が激しくなっている中でパ
ウエルFRBは12月FOMCで利上げを強行、師走の市場に激震
が走ります。この年の内外の株式市場にはサンタクロースは
やって来ませんでした。
今年2021年12月も、中国では不動産バブルがソフトに崩壊、
中国経済がスローダウンしている中で、パウエルFRBは軸足をタ
カ派へシフトさせようとしています。今年の12月もサンタクロ
ースはやってこないかもしれません。
先行き不透明な今年の12月相場は、来年2022年の内外の株
式市場を暗示しているかのようです。
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