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皇室と聖、俗悪なる現代日本:小室氏との結婚後海外移住した眞子元内親王と「両陛下をお助けしたい」と所信表明された愛子内親王

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
秋篠宮文仁親王第一女子眞子内親王が小室圭氏とご結婚され、米国に移住された一方で、ご成年された愛子内親王は、その所信表明の中で「両陛下をお助けしたい」と発言されました。 こうした報道を目にした多くの国民が、多種多様に反応しているその影で、その数を遙かに凌ぐ大多数の国民は「ふーん」という程度の反応をしか抱いてはいないのが我が国の実情ではないかと思います(私の身の回りでも、そのような反応もつ方がたくさんおります)。 しかし、それは大変に深刻な問題です。我が国の憲法の戦争放棄を謳ったあの9条に至る迄の8つの条項は全て、天皇に関する項目なのです。 第1条は「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」と書かれている他、第2条から第8条において、皇位は世襲であること、その世襲のやり方は皇室典範で定めること、天皇の行為は内閣の助言と承認が必要であること等が、定められているのです。 つまり、我が国憲法のど真ん中に「天皇制」が鎮座しているのであり、かつ、日本の国の象徴が天皇である以上、天皇のあり方は日本の国のあり方そのものなのです。そして、その天皇のあり方は内閣が定める格好になっている以上、皇室のあり方を考える皇室論は、日本の政治に課せられた最大の政策課題なのです。 それであるにも関わらず、未来の天皇陛下になられるかもしれない方の直接の姉である「眞子内親王」のご成婚や日本からの離脱に無関心であったり、将来天皇になられる可能性が決して皆無ではない方のご発言に無関心であるということは、「日本民族」という概念を持ち出す迄も無く「民主国家の国民」としての最大の責任放棄です。 こうした認識からこの度、表現者クライテリオンでは次号にて

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