■「オンライン起業」の教科書
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世の中のオンライン化が進み、会議や打ち合わせも自宅でできるよ
うになった。個人対個人の取引も増えた。その結果、起業・副業の
チャンスが増えた。
起業と言っても、会社もオフィスもスタッフも広告も必要ない。オ
ンライン起業なら初期投資ゼロだ。今日からゼロ円ではじめられる。
リスクもほとんどない。
自分に起業できる要素などないと考える人が多い。平凡な人生を生
きて、特別な経験も、知識も、技術も、特技もないと思う人が少な
くないはずだ。それでも「教えてほしい」という人はいるものだ。
たとえば、これから趣味でカメラをはじめたいと考える人が頼りに
するのは、第一線のプロではない。最初は、ちょっと前に写真を撮
りはじめた友だちのはずだ。
自分が初心者の時にいだいた疑問や、つまずいた経験などを丁寧に
教えてあげればいい。それが価値になるのだ。そう考えれば、他人
に教えてあげられることは、1つや2つではないはずだ。
自分にとって「こんなこと、みんな知っているよね」と思う情報で
いい。そういうことほど、他の人にとっては、お金を払ってでも欲
しいものなのだ。そのことにまず気づくことだ。
★
起業のタネが見つかったら、発信する準備をする。その際に必要な
ものは「肩書き」だ。肩書と言われてハードルが高いと感じられる
なら「キャッチコピー」と考えればいい。
「わかりやすい」「受け入れやすい」が、ビジネスでSNSをする
際には重要になる。理想的には、1つのアカウントで、1つの側面
に沿ったキャラクターを設定することだ。
いくつもの要素を1つのアカウントで発信するべきではない。1つ
のアカウントから発信するトピックは1つに絞るべきだ。
自分にキャッチコピーをつけると、軸が定まって記事が書きやすく
なる。テーマを混ぜずに書くべきだ。そして、そのテーマの専門家
の立ち位置で書くべきだ。
★
自分に肩書きをつけて発信する際のポイントは「ひと目で何をして
いる人かわかること」「同業他社と差別化できるポイントを入れ
る」「ターゲットが誰かわかるようにすること」だ。
次に、その肩書きを補強するプロフィールを作る。理由は、自分の
実力の裏づけとしての実績や経歴、思いや人柄が伝えることだ。こ
れ無しに商品や技術の素晴らしさは、人の目に留まらない。
人は、スペックよりストーリーに心を動かされる。だから、プロフ
ィールにもストーリーを盛り込んでおく。「物語」ではない。「な
ぜ、自分がそれをしているか」の理由づけのことだ。
作り方のポイントは「時制」だ。現在「していること」、過去「今
につながるきっかけ」、未来「これからしたいこと」の順番に書く。
そうすれば、ストーリー仕立てのプロフィールが出来上がる。
★
ここまできたら、アイコンとしてのプロフィール写真を用意する。
これはどのSNSでも必要になる。ただし、ハードルが高ければ、
自分の顔写真でなくても構わない。
大事なことは、テーマ、肩書き、プロフィール、そして写真に一貫
性があることだ。わかりやすいのが、服装、小道具、そして背景な
どだ。
カメラや写真・撮影のことを書くなら、カメラを構えている写真を
プロフィールに使えばわかりやすい。料理の情報発信なら、キッチ
ンで写真を撮る。
キャッチコピーをつけてテーマを決めたら、つぎにどこに書くかを
検討する。まずはブログがオススメだ。文字数の制限もなく、しっ
かりと文章で伝えることができ、写真も併用できるからだ。
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