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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第455号2021.12.7配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■          伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』              第455号2021.12.7配信分  ●『モノ作りは裏切らない』  私の興味は常に未来に向けられている。古希まであと三月余り。先行きは まったく不明であり、過ぎし日を超える年月が控えているわけではない。老い ぼれはさっさと後進に道を譲って隠居しろ。あちこちから怨嗟の声が聞こえて きそうだが、”何と仰るウサギさん♪”である。  人生100年時代であるという。ほんの昭和の頃まで55歳定年が普通で、60ま で居残っても良くなったのは平成になってから。65歳まで退職が延長されるよ うになったのは21世紀に入ってからで、今や生涯現役が望まれるようになった。 私などは43年間ずっとフリーランスであり、20代前半にアルバイトで勤め人を したほかはサラリーマンの経験はない。  1970年代から1980年代にかけて。昭和末期の約20年間は、新卒一括採用、年 功序列賃金体系、終身雇用、定年とともに支払われる退職金といった、奇跡と 世界が注目した日本の戦後復興を支えた有史以来稀なシステムが最高潮に機能 した特別な時代。1970年(昭和45年)に1億人を超えた総人口は2008年に1億 2808万人でピークアウトするまで増え続け、拡大を続ける国内市場を背景に内 需を基本とするGDPを下支えする。  サラリーマンに有らずんば人に非ず……そんな極論が正々堂々と罷り通る。 嘘でも何でもなく、私がフリーのライターに転じた1978年当時の社会的信用は ほぼゼロ。クレジットカード一枚作ることも叶わなかった。立場は”害虫”な らぬ『外注』であり、書いた記事が署名になったのは1980年代に入ってからで

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  • クルマの心
  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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