小林よしのりライジング 419号「森永ヒ素ミルク事件　前編」（２／２）

第419号 その2　2021.12.14発行 よしりん先生が読者の皆さんからお寄せいただいた質問に直接お答えするコーナーです！ 早速、今週のQ&A行ってみましょう♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【質問者】 名前：レイアウト 住所：鹿児島 職業：フリーター 先生は現在、人権や民主主義の原則を無視するコロナ渦や近代国家や法治国家とは言えない日本の有り様を批判されていますが過去にはそもそも戦後の価値観である国民主権や自由や人権などが日本人に合っているのかと疑義を呈されていました。 平和主義を謳いながら解釈によって自衛隊の行動を拡大し、人権を謳いながら全体に従わない者を村八分にし、国民主権に反して国民が政治参加を放棄してメディアの論調に踊らされる様を見るに日本国民はそもそも憲法をそれ程重視していないように見受けられます。 重視しないからこそわざわざ変えようとせず、その場の都合いい解釈や世論などで現実に対応するのでしょう。 「融通を利かせる」のは、杓子定規にならずに人間らしい情や良心や周りの空気などを優先させる、日本人が昔から多くの物語で美徳としてきたものですが日本はこれから先も自身の性分であるこのスタイルでいくべきなのでしょうか。 【回答・よしりん】 問題意識はわしと通底しています。 わしは法治国家であるべきだが、常識・慣習を法の基底に置くべきだと考えています。 　法治国家でなければ、常識が非常識に、慣習が因習に出す事態が、避けられません。 　日本人は慣習も法もどちらも曖昧になっていることが問題です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【質問者】 名前：アベタカシ 性別：男 住所：静岡県 年齢：57歳 職業：会社員 　小林先生、ご奮闘ありがとうございます。本当にお体には気をつけてください。 　事ここに至って、普通に考えれば日本は、5類格下げとともに勝利宣言・終息宣言・全ての行動を2019年に戻す宣言をするタイミングかと思います。 　にもかかわらず、首相の演説からも意地でもこの騒動を終わらせない決意を感じます。 　いくらバカな政治家といえども本当の事を知らないとは思えません。 　陰謀論とは距離を置かれている先生かと思いますが、政治家・マスコミ全てが半永久的に注射を打たせることだけを目的として、この2年間発信し続けているとしか考えられないのですが、いかがでしょうか。 　井上先生も巨大製薬会社が国家の上にあると発言されていましたが、何故そんなことになっているのでしょうか。