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第147号 米アマゾン社の経営方針/三角べース物語/海鼠/恐怖のふたご座流星群

きっこのメルマガ
  • 2021/12/15
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「米アマゾン社の経営方針」 現地時間の12月10日夜から11日にかけて、複数の竜巻がアメリカ南部や中西部の6州を襲い、日本時間14日の時点で、すでに80人以上の死亡が確認され、100人以上の行方不明者の捜索が続いています。このニュースは日本でも日々報じられているので、ここでは詳細は割愛しますが、日本でほとんど報じられないのが、竜巻の被害に遭った米アマゾン社の倉庫の問題です。 イリノイ州エドワーズヴィルにある米アマゾン社の倉庫は、10日の夜8時27分、最大風速が時速240キロという巨大な竜巻に襲われ、サッカー場ほどの大きさの倉庫の屋根は崩落し、厚さ28センチのコンクリートの壁が倒壊し、従業員6人が死亡しました。この災害を受けて、同社の広報担当者は、すぐに追悼のコメントを出しました。 しかし、死亡した従業員の1人、クレイトン・コープさん(29)の妹レイチェルさんが、米アマゾン社を厳しく批判する以下のメッセージを自身のフェイスブックに掲載したのです。 「アマゾンは生産性しか気にしていない。みんなそれを知っているはず。アマゾンが生産性より人命を大切にしていれば、こんなことは起きなかった。こうなったことに対して、アマゾンは責任を取ってほしい。これをきっかけに、企業が従業員の命を真剣に考え、人間を数字以上のものとして扱うようになってほしい」 死亡したクレイトンさんの母、カーラさんは、10日の夜8時過ぎ、ニュースで竜巻がエドワーズヴィルのアマゾンの倉庫に接近していることを知り、すぐに息子のクレイトンさんに電話をして「竜巻が倉庫に向かっているのでシェルターに避難したほうがいい」と伝えたと言います。しかし、クレイトンさんは「まずは同僚に危険を知らせる」と言って電話を切ったそうです。 倉庫では、夜8時6分と16分に警報が鳴りましたが、カーラさんが電話をしたのは、8時6分の最初の警報が鳴った後だと言います。この電話のやり取りの内容から、妹のレイチェルさんは「兄や他の従業員たちは、最初の警報が鳴った後も、避難指示は受けていなかった。この時点で避難指示が出ていれば、兄は死なずに済んだかもしれない」とコメントしています。 このレイチェルさんの批判を受けて、米アマゾンは「竜巻は警報の直後の

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