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<Vol.1198:日本経済の基礎にある空洞化への対策(2)>
2021年12月15日:21世紀の、世界の資本主義の変化に、
未だ対応していない日本
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著者Systems Research LTD:吉田繁治
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前号では、30年くらい前から、「設備投資の旧型資本主義」が、デジ
タル化、情報化を媒介に「人財資本主義」というべきものに変化して
いったことを示しました。
株式での、会社の設備資産(有形資産)ではない、経営者と社員が作
る技術とノーハウの「無形資産」の高い評価がそれを示しています。
日経平均225社のPBR(株価÷有形資産)は1.25倍と極端に低い。
無形産が少なく、有形資産だの「旧型の資本主義」だからです。
日本の大企業の無形資産は、有形資産の0.25倍にしか評価されていな
いのです(日経平均2万8640円:21年12月13日)。
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