いまの金融政策の問題点
おはようございます。
きのうに引き続いて、金融政策の解説になります。
きのうは、推測に推測を重ねても結果は何をしてもデタラメ、ということが今の金融政策の問題点だと論じました。では、いまの金融政策の何が一番の問題なのかをみなさんにわかりやすく解説をしていきたいと思います。
■きのうのおさらいから・・・
きのう挙げた問題点は、まず、自然利子率という確定値がないものに対して、実質金利を誘導する、つまり自然利子率が不確定要素であるのですから、これを推論とみなす、という話でした。
最初から訳のわからない話だ、と思う方も多数だと思いますが、かんたんにいえば、自然利子率というのは誰にもわからないこと、ということです。たとえていうならば、小室さんの御母堂さまが給付金や年金を不正に受給しているかどうかなんて誰もわからない話なのです。
それをさも確定情報のように伝える週刊誌は間違っている、ということです。自然利子率もだれもわからない、だいたいそのくらいだろう、というのはわかっていますが、イエレン財務長官によれば自然利子率は最大で2%の誤差が存在する、と認めているものです。小室さんの御母堂の詐取報道はほぼ出鱈目だと私は考えていますが、こちらの方がまだ「まし」という状態なのです。でも、根本的にはそんなことを信じると悲劇的な結末が待っている可能性が高い、そうなる可能性の方が高い、と考えておくことがベターだと思う、というのが私の意見です。
■実際の問題点
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)