Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2021/12/20 第584号
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今週の目次
○「はじめに」
○「2021年の<びっくら本>10冊 #mybooks2021」
○「おわりに」
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○「はじめに」
増井俊之さんが開発された「空間」アプリが、とても面白いです。
◇「空間」アプリ - 増井俊之
https://scrapbox.io/masui/%E3%80%8C%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%80%8D%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA
使うための前提はいくつかあります。まず、MacOSを使っていること。そして、Scrapbox/Gyazo/Google Driveを利用していること。この前提がある上で利用できるアプリです。
やることは簡単で、手持ちのファイルをこの「空間」アプリにDrag & Dropするだけ。すると、まずそのファイルがGoogle Driveの「Space」というフォルダにアップロードされます。その後、そのファイルのサムネイル画像がGyazoにアップロードされ、最後にそれらの情報をまとめたScrapboxのページが新規作成されます。
つまり、ファイルそのものはGoogle Driveに保存され、その"インデックス"がScrapboxに登録されるわけです。
これの何がうれしいのかと言えば、第一にファイル以外の情報とファイルそのものを同じ場所で管理できるようになる点があり、第二にファイルを探すときにScrapboxの検索が使える点があります。
Scrapboxをお使いの方ならばご存知でしょうが、Scrapboxでの検索は実に快適です。インクリメントサーチだけでなく、1文字分のあいまいさを許容してくれるので、結構「なんとなく」で目的のものを探せてしまうのです。それがファイルにも適用できる、と。
階層構造で分類するのではなく、タイトルを主体に検索し、必要とあらばそのファイルについての「説明」をページに記述しておくことで、そこからも探せるようになる。実に素晴らしいですね。
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