久々に賃上げが重みをもつ経済に
「賃上げに追い風」
OECD(経済協力開発機構)のデータで、日本はこの30年間賃金が全く上がらない「異常な国」だとの印象を与えました。これが国民ばかりか、産業界、政治家にも大きなショックを与えたようです。安倍政権が提示した、大企業をもうけさせれば労働者におこぼれが回ってくる、という「トリクル・ダウン」の理論は破綻し、安倍政権自体が産業界に賃上げを求めてきました。
それでも賃金引き上げは限定的で、OECDのデータのような結果になってしまいました。この事実から、岸田政権は従来のアベノミクスとは一線を画した「新しい資本主義」を掲げ、その柱の1つに、賃上げを据えました。特にコロナ禍で大変な思いをした看護、介護、保育関係者の賃金は3%の引き上げを実現したいとしています。
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