「小学校の「習ってないやり方での解答禁止」という縛り」
ネットでの議論を目にすることがあったのですが、確かに昔から小学校で
は「習っていないやり方で解答してはいけない」という縛りがあったように
思います。
理由としては、「できる子が天狗になるのを防ぐ」ためという説がありま
すが、要するに「教員が対応できない」からというのが主因だと思います。
この問題ですが、3つ指摘しておきたいと思います。
1)確かに教員への負荷はあり、対応するノウハウを教員に持たせるにはコ
ストがかかります。ですが、2E教育(突出した才能と、発達障害が重なる
ケース)を本当にやるとか、本当に傑出した才能を発見して伸ばすためには
対応は不可欠です。文科省には高い目標設定になりますが、頑張っていただ
きたいです。
2)ICTの設計で、この種の「上方逸脱」を「はじく」というのは決定的
な悪手だと思います。そうではなくて、「習ってないやり方で解答」する生
徒への個別対応が可能な設計にしなくてはならないと思います。ただし、教
員としての対応セオリーはしっかり教員を訓練することは必要で、マシン丸
投げはいけません。
3)その反対に「教科書の教え方では分からない」生徒というのもいます。
これに対しての対応について、能力別のきめ細かな対応に加えて、ICTも
活用して「とにかく社会人として必要なレベルには何がなんでも到達させ
る」教育というのも再定義しなくてはいけないと思います。
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