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沖縄県民の遺伝子:週刊アカシックレコード211231

週刊アカシックレコード
■沖縄県民の遺伝子プール~週刊アカシックレコード211231■ 社会心理学では、自分の属するヒトの集団を「内集団」、自分の属 さない(ヒトの)集団を「外集団」という。また、社会心理学では、 ヒトが通常すべきでないと思っていることを敢えて行った場合、そ ういう行動を「反態度的行動」といい、集団のメンバーのだれかが 反態度的行動を行うと、同一集団内のほかのメンバーがそれに賛同 する気持ちを抱いたり、そういう気持ちに基づいて同じ行動(また は似た行動)をとったりすることがあり、そういう気持ちやそれに 基づく行動を「代理的不協和」という。 沖縄県で県民を相手に「在日米軍基地の多くが沖縄県に集中してい ることに対して(「基地負担」を感じて)不満を抱いているか」など と問う世論調査などを行うと、肯定する回答が多く集まることから、 そういう調査結果は「沖縄県民が基地負担に苦しんでいる」という 事実を示すエビデンス(客観的な根拠、証拠)であると日本の政治家、 官僚、政治学者、政治記者のあいだでは広く信じられている。 しかし、社会心理学的に見ると、そのような調査結果はエビデンス にはならない。沖縄県民がそのような調査に対して回答する際、代 理的不協和が起きうるからだ。 小誌既報のとおり、沖縄県民が深刻な「基地負担」を感じているこ とを示すエビデンスは存在せず、むしろ逆に、県内に米軍基地があ ることから来る多大な経済的恩恵を得ていることを示すエビデンス ならいくらでも存在する。 ヒトは通常はウソをつくべきでないと思っている。しかし、内集団 の自尊感情にかかわる「不都合な真実」を隠したいがために敢えて ウソをつく(反態度的行動をとる)内集団メンバーがいると知れば、 (同一集団のほかのメンバーと示し合わせていなくても)あたかも示 し合わせていたかのように“大勢でそろってウソをつく”ことがあ る。上記のような世論調査の結果は、社会心理学の“ドしろうと” のあいだでしか通用しない。そして、日本の政治家、官僚、政治学 者、政治記者のほぼ全員は、まさに社会心理学の“ドしろうと”な のだ。 沖縄県民が隠したい「不都合な真実」とは何か(2021年12月31日頃 配信予定)。 _ _

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