「悪役・敵役」という責務はといえば、
主人公の前に立ちはだかった時から、
強靭で、威厳があり、相手を恐れさせるような雰囲気が漂っていなければ
成立はしません。
立ちはだかる壁(敵)が、高く、手強ければ手強いほど、
その壁(敵)を打ち崩す主人公の精神や技の成熟度は高く、輝いて見えるのです。
そう考えると、
「悪役・敵役」は、へなちょこな存在感、弱々しい佇まいでは機能しません。
そして、発する言葉の1つ1つに、説得力と威圧感が伴っていなければならないのです。
母国語で他者を脅かすのならばなんとかなっても、
第二言語でそれをやってのけるのは簡単ではありません。
訛り(アクセント)は多少はあってもいいんです、
しかしその響きには、重厚さか、もしくは射抜くような鋭さがなくては、
相手役を威嚇することなどできませんし、相手役やスタッフたちに緊迫した空気を
もたらすことができないのなら、観客や視聴者を驚かすこともできません。
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