第068号後編「深海魚の顔面と立食パーティ」

久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽 」 毎月第1-4 火曜日発行 vol.68 2022/1/04 発 行 *========*========*=======*=======* ============= ４．久米のイチオシ ‐‐‐‐ 沼津港深海水族館で出会った顔面たち みなさんは魚たちと眼を合わせたことがありますか？ それも奇妙奇天烈な深海魚たちと眼を。 昔むかし訪ねて感動した沼津港深海水族館を、ちょっとした気まぐれで覗いてみたくなりました。 よりによって年末年始に、深海魚を見に来ようなんて酔狂な道楽者はいないと思いきや、いきなりチケット売り場は行列していて１５分待ち。まったく日本って国は、どうなっちゃっているのでしょう？なんて素敵な国、JAPAN！ この水族館は、日本一深い最深2500mの駿河湾を目の前にして建つ、小さいけれど独創的な水族館。まずは公式webサイトに書かれた美しいメッセージをご紹介いたしましょう。 深海は、まさに神秘の世界です。 1000mも潜れば、太陽の光も届かない、漆黒の闇。 何があるのか、何が起きているのか・・・？ ベールに包まれたままです。 あなたなら、どんな深海生物を想像しますか。 恐竜の生き残り？奇妙な魚？ 発見したら、歴史を変えるかもしれませんね。 すべての生命は海から生まれたと言われています。 偶然か、必然か。人を育む羊水と海水は、成分がほぼ同じだそうです。 きっと、いのちの謎を解くカギは、 深海に眠っているのだと思います。