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在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説 大澤 裕 ━━━━━━━━━━━━━━━━ 如何にして海外報道に疑問をもったか? あけましておめでとうございます。 今回は、新年号ですので、私がなぜ海外報道に疑念をもつようになったかをお話ししましょう。 最初に海外報道に疑念もったのは中学生のころです。我が家では朝日新聞をとっていました。お正月は個別特集がたくさんあり、そこに 「成長著しい北朝鮮」 と大きく写真入りで掲載されていたのです。 しかし、その記事が真っ赤なウソだったことを知るのに、それほど時間がかかりませんでした。 1980年には米国大統領選があり、現職のカーター大統領とレーガン候補が争っていました。朝日新聞によると、レーガンは狂信的な軍拡主義者であり、 全米で反核の集会が盛り上がっている との報道 でした。それらの記事を読んで当然に平和主義者のカーター大統領が勝つのかと思ったら、 結果は反対にレーガンの圧勝 。 あの記事は何だったのかと思いました。のちに「反核運動は米国では珍しい事。珍しい事が記事になるのは当然」との朝日新聞関係者のコメントを読みました。ひどい印象操作するその姿勢に怒りを覚えました。 1994年はヨーロッパのウイーン、ドイツ、オーストリア、ギリシア、ハンガリーなどを回りました。インターネットなく活字に飢えていましたが、日本語の新聞はなく主要駅で英字新聞が買えるぐらいでした。インターナショナル・ヘラルド・トリビューンという新聞でした。それを買って読むのですが、日本についての記事は恐ろしく批判的です。 その後、 インターナショナル・ヘラルド・トリビューンが日本においては朝日新聞と提携している ことを知りました。朝日の記事のなかからインターナショナル・ヘラルド・トリビューンが編集して世界に発信していたのですから、日本に批判的な記事が多いのも当然でした。 最近ではドナルド・トランプの大統領選の報道に違和感を持ちました。トランプが2015年に大統領候補としてあらわれたときには私も悪い冗談かと思ったのですが、彼の主張を聞いてみると真っ当なものがあります。 彼の「不法入国者を捕まえても難民申請されたら米国に釈放する制度(キャッチ・アンド・リリース)は馬鹿げている。これは麻薬密売業者らの犯罪者を呼び込むものだ。厳格に国境管理をしなければ国を亡ぼす」という主張は真っ当でした。 しかし、この トランプの最大の主張「国境におけるキャッチ・アンド・リリース への批判」を、ちゃんと説明した日本のTVを見たことがありません。彼の大統領任期を含めた前後6年間でです。 新聞でも説明している事はほとんどありません。わずかにロイターなどの外資系の日本語版が報じている程度です。 (以下、仮登録の上で本文をお読みください)

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