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セクシー心理学GOLD 2022-01-05
第687曲
すべての瞬間でほめよう!
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あけましておめでとうございます!
ゆうきゆうです!
今年一発目は、こんな話をお届けします。
◆ ほめることの大切さ。
自分自身、精神科医として生きていて、色々な心理学の書籍を読んできました。
そんな中、至った結論があります。
それこそが「ほめる」ことの大切さ。
「ほめる」ことは、何よりも素晴らしい行為で、今の自分たちにとって何より
重要なスキルだと気がつきました。
ほめることは人間の心にとって最大のエネルギーとなるのです。
◆ 過去にほめられないと…?
実際にうつに悩んでいる方、また多くのストレスで苦しんでいる方には、共通
点があります。
それこそが「日常生活で、あまりほめられることが少ない」ということ。
そのため自分自身に肯定感や自信が持てず、結果的に無力感を抱き、抑うつ的
になってしまうのです。
◆ 一人ではなく大勢で?
そもそも人間は、たった一人では、トラにもクマにもライオンにも勝てません。
しかし人は、コミュニケーションを取り合うことで、社会的な動物となりまし
た。
そして、協力しあうことによって、今、地球上で最大の勢力となりました。
たとえば一頭でも人間を襲った動物がいれば、警察や猟師の方が集団でその動
物を追い、倒すはずです。
このように人間は一致団結し、お互いを助け合うことによって、ここまでの立
場になったのです。
また生活も、たった一人で行うことはできません。
我々が荒野に一人で生活していたら、それこそその日を生き抜くのも大変なこ
と。
水を得て、食糧を得て…。
さらには家や衣服も得なければいけません。
かなりハードなことになり、数日で飢えて死んでしまうリスクも多いでしょう。
またたとえ生きることができても、今ほど恵まれ安定した環境で生きることは
できないはずです。
人間は「人間関係を築き、分担で色々な仕事をこなし、また得られた文化や技
術を次に伝える」ことを繰り返しすことによって成功してきたと言えるのです。
◆ 人間関係においてもっとも恐れるものは?
このように、人間にとって何より重要なことは、人間関係。
であれば逆に、もっとも恐るべきものは何か分かりますでしょうか。
その答えはシンプルです。
それこそが「孤立」です。
誰とも人間関係を築けず、たった一人で生きていく。
もちろん現代では、文明や流通が高度に発展しています。
そのためたった一人でも、うまくお金さえ稼げば、生活していくことはできま
す。
しかしそれでも、たった一人での生活は、とても淋しいもの。
誰でも、恵まれた人間関係の中、多くの人と楽しく生活していきたいと思うの
ではないでしょうか。
では、良い人間関係を作っていくには、どうしたらいいのでしょうか。
その答えは、たった一つ。
「ほめる」ことです。
「ほめる」ことほど素晴らしいスキルはありません。
何の費用も、何の材料もいらず、ただ口だけで生み出せます。
またはネットやメールなら、指だけで作り出せます。
ある意味、何もない空間から、無限にプレゼントを生成できる超能力を、誰も
が持っているようなものです。
◆ ゲームを想像しよう!
ここで思い出してみてください。
あなたはゲームに夢中になったことがありますでしょうか。
おそらく多くの人が「はい」と答えるはず。
ではなぜゲームには、夢中にさせる魅力があるのでしょうか。
それこそが、ゲームはまさに「ほめられまくる」世界だからです。
「あなたは伝説の勇者だ!」
「あなたは素晴らしい才能をお持ちだ…!」
そんな風に「あなたはすごい」と何度もほめられて、それによりプレイヤーは
気分を良くして、「よし、じゃあ魔王倒しちゃおうかな…?」と、さらにゲー
ムにのめりこんでいきます。
またここ数年でさらに流行しているライトノベルのジャンルである「異世界チー
トもの」も、まさにそれと同じ。
読まれたことがない方のために説明しますと、「チート」というのは、「だま
す・インチキ」などの意味の英単語。そしてそれがパソコンやゲーム用語で
「データをいじるなどで行うズルい行為」を指しました。
たとえばゲームのデータをいじって、レベルや攻撃力などを、信じられないく
らいに上げる行為のことですね。
そして「異世界チート」というのは、主人公が異世界(主に魔物などが出る、
剣と魔法の世界)に飛ばされて、そこで同時に「信じられないくらいの攻撃力」
や「ありえないほど高い魔法力」などを得て、まさに無敵な状態で生活をする、
という意味になります。
そこで主人公は多くのキャラクターたちにほめられまくります。
異世界と言えば中世や古代のヨーロッパがモチーフとなっており、食事もおい
しくなければトイレも服も衛星的ではく、決して快適な環境とは言えません。
それでも多くの人が異世界に憧れを抱き、ライトノベルなども非常によく売れ
ています。
そのくらい「人にほめられる」ということは強い欲求の対象と言えるでしょう。
◆ 子供をなぜほめる?
さらに、優秀な子供はなぜ優秀か、考えてみたことはありますでしょうか。
彼らはほめられてばかりいるから優秀なのです。
優秀だからほめられる、のもありますが、まず彼らは「ほめられ続けている」
のです。
わー寝返った! 天才じゃないか!
ご飯食べた! えらいねー!
ウンチした! すごい!
ハイハイした! 神が作った子供じゃない!?
そんな感じでほめられまくっているうちに、子供は嬉しさと万能感を得ます。
それによってどんどん優秀になっていきます。
子どもは短期間の間に多く発達・成長し、大人からほめられることでもっと頑
張ろうとできるのです。
一方、大人になると子どもと比べてほめられる場面もぐっと減ります。
しかし大人は色んな事ができるようになった分要求水準が高くなっており、子
どもほどの大きな成長をする場面もありません。
これが「ほめられ不足」につながっていると言えるでしょう。
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