NY雑感。雇用統計、失業率3.9％で「最大雇用は達成済み？」からの量的縮小懸念のグロース売り

NYダウ 36231ー4(ー0.01％）NASDAQ14935ー144（ー0.96％ アメリカ株は「グロース売り」継続の流れになった。ただし、寄り付き後に比べればだんだん冷静になった面があるにはある。 例えばVIX（恐怖指数）は寄り付き直後分水嶺「恐怖の目安とされる心理の節目20」を超えて20.8まであったが、スルスルと下げに転じる。引けは18.76と「冷静さを取り戻した」値動き。 しかしながら、景気循環や銀行株が買われたことでダウは変わらずの引けだったものの、機関投資家がベンチマークにするS&P500は0.4％の下落、全体としても売り優勢だったと言っていい。 ナスダックも結局は1％の下げ。これで年あけからほぼ5％も下げた。去年一番高いところでは年間の安値から20％近い上昇だったのだが、年初1週間でその4分の3に近い上昇幅を失った計算になる。この1週間は2月や4月、9月や11月のインフレ懸念による調整に匹敵する、3ヶ月に一回クラスの週間の下げだったと言える。