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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 106
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、電動自転車と都市計画の関係についてご紹介します。
みなさんは通勤にどのくらい時間がかかっているでしょうか。中国では、45分以内の通勤が理想とされ、60分以上の通勤は解消すべき問題とされています。また、5km以内の通勤が「幸福通勤」として理想的な形だとされています。
これはほぼほぼ実現されていて、特にビジネス街だと歩いて通勤できる範囲に住んでいる人がけっこういます。もちろん、マンション価格は非常に高く、賃貸でも家賃はそうとうに高くなるので、かなりの稼ぎがないと無理です。しかし、それが一種の理想型になっています。
また、郊外にあるテックパークにもIT企業が入居していますが、多くの社員が歩いて通える範囲のマンションに住んでいます。つまり、通勤や買い物といった生活が徒歩圏内ですむのが理想とされているのです。
このようなコンパクトシティを基本として都市計画が行われています。野放図に住宅地だけが広がっていくのではなく、郊外に企業、住居、生活インフラが備えられたコンパクトシティを増設しながら都市が拡大をしていくイメージです。
このような環境の中で、電動自転車が日常の足として重宝されています。一応、ペダルはついていますが、バッテリー切れの時の非常用で、電気で走ります。電動スクーターと合わせて、保有台数は3.2億台となり、自動車の2.9億台よりも多くなっています。コンパクティシティ化が進んだため、電動自転車の利便性が高くなっているのです。
今回は、電動自転車と都市計画の関係についてご紹介をします。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 106
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▼目次▼
電動自転車がいちばん便利な乗り物。コンパクト化が進む中国の都市
小米物語その25
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