FRBの「バランスシートの縮小(QT)」は、長期金利をいくばく
か上昇させます。
「長期金利の上昇」は、アメリカ株式市場での「ハイテク・ナスダ
ックなどのグロース株からバリュー株へのローテーション」をダ
イナミックに巻き起こします。
そして、この「ダイナミックなローテーション」は、S&P500
においても、「さざ波」を巻き起こします。
今回のような「市場のさざ波」は、ローテーションに伴う地震のよ
うなものですから、2022年前半のアメリカ株式市場ではしょ
っちゅう起こることでしょう。
しかしながら、2022年の場合は、アメリカの長期金利が「穏や
かな上昇」に留まって、2.00%以内に留まっている限りにおい
ては、アメリカ株式ブームは継続することでしょう。
目下のアメリカの長期金利は、1.75%前後を維持。
その反対に、アメリカの長期金利が2.50%、2.75へと
上昇してゆくならば、アメリカ株式市場は大幅調整へ。
さて、2022年は、何処かの地点で「ドル安トレンド」が定着し
そうです。
そして、この「ドル安トレンドの定着」は、コロナ禍からの回復を
目指している世界経済全体にとっては、まさしく「恵みの雨」とな
ることでしょう。
2022年、「出遅れている欧州株」「とても出遅れている新興国
株式」は、アメリカ株式市場をアウトパフォームする可能性があ
ります。
さらに、ビットコインのバブル崩壊が決定的になり、それととも
に、ゴールドの輝きが増すかも知れません。
資源コモディティー価格も上昇トレンドを維持することでしょう。
目下の日本株式市場は、「後手後手に回り始めたワクチン接種」、
「オミクロン株の感染爆発」、「感染爆発への過剰な規制」などな
どの数々の懸念で、売り浴びせられています。
とは言え、日経平均が長く2万8,000円を下回り続けること
は、当面は起きないでしょう。
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