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【痛くない死に方 2022年第2号】それでも5類引き下げ反対の医療者と政治家さんへ、僕からの提案

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2022/01/14
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2022年 第 2号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 長尾和宏です。この1週間で日本中は第6波の波に飲まれてしまいました。 僕も時計を昨年に逆回ししたようなデジャブ感。しかし、皆さんの症状は 大変軽いです。それなのに、ワイドショーは朝も夜も、ハチの巣を突いた ような大騒ぎである。5類の議論を!と首長のなかで先陣を切って真っ当 なことを言っていた小池都知事すらも、とうとう本日(14日)の記者会見 にて、コロナ患者向け病床使用率が20パーセントに達した段階で、要請を 検討すると言い出した。 僕は、この年末年始に何度か出かけた大阪や神戸の繁華街で、確かにバカ みたいに泥酔して、大声を上げたり、路上で寝ているような若者を多く見 かけた。深夜の電車で、嘔吐している若者も何人かいた。正直、怖かった。 コロナ前の年末年始には、これほどマナーの悪い若者は多くはいなかった はずである。 なぜか? マンボウ及び、緊急事態宣言下で、外で飲むことを禁止されていたからだ。 ずっと禁止されていたものがようやく解禁された。久しぶりの飲み屋。 久しぶりの仲間の笑顔。久しぶりの生身の付き合い。そりゃ、泥酔するに 決まっている。だから、「酒」を悪者にするのはおかしな話。彼らが悪酔い したのは、「酒」のせいではない。 マンボウや緊急事態宣言という名の、「禁酒令」のせいである。 若者の酒量はむしろ、増えているらしい。 コロナ以降、コンビニのワイン、ウイスキー、焼酎など酒類の販売が大き く増加していることが分かっている。コロナ禍以降、アルコール依存症が 増えているのは、つまり「家呑み」のせいである。 外で飲むときは、わいわい仲間との会話や、なじみのスナックで僕みたい にひとりで呑んでいても、同じカウンターのおひとりさまと自然と会話が

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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