今週のざっくばらん
プログラミングと数学脳
先日、以下のような発言を Twitter 上で見かけました。
私もこの意見には100%同意です。ソフトウェア・エンジニアとして活躍するには、何よりも必要なのが数学と英語。この二つは、サッカーの選手にとって「脚力とスタミナ」のようなものだと考えてください。
「リフティング」のようなテクニックがいくら上手でも、足が遅くてスタミナがなければ、プロの選手として通用しないのと同様に、いくら JavaScript のシンタックスに精通していても、数学が不得意ではソフトウェア・エンジニアとして一線で活躍することは難しく、英語が出来なければ世界を相手にした仕事が出来ないのです。
また「公式ドキュメント読めばだいたい足りる」という指摘もとても重要だと思います。私が iOS、React、Vue などを勉強した際にも、基本的に教材は公式ドキュメントでした。「iOSプログラミング入門」みたいな初心者向けの書籍が数多く出版されていますが、あまり役に立たないと思います。
何よりも大切なことは、iOSアプリでもウェブサイトでも良いので、実際に自分の手を動かして作ってみることです。
数学に関して言えば、小学校の高学年から中学・高校にかけて数学が好きな子供たちの間に作られる「数学脳」がソフトウェア・エンジニアにとってとても重要な財産になると考えています。
数学脳とは、数学の難しい応用問題を解くのが楽しくて仕方がない性格ものごとを論理的に捉える思考法新しいことを常に学び続けたいと感じる好奇心・探究心数学的な直感力
を持つ脳みそのことです。
受験勉強に使われる「公式を暗記する」「応用問題の解き方のパターンを覚える」などの暗記型の勉強とは異なり、「(模範解答を見たりせずに)自らの力で解放を見つける」プロセスががとても大切なのでそこは誤解しないで下さい。
分かりやすい例が、二次方程式を解くために必要な方程式です。
受験のためには方程式を丸暗記すれば十分かも知れませんが、数学脳が強い子は、そんな丸暗記を必要とせず、必要に応じて方程式をさらさらと導くことが出来るのです。
私は小学校5〜6年生の時は、(中学受験はしないもに関わらず)中学受験用の難問集を手に入れて、毎日少なくとも1問解くことを(楽しみな)日課にしていました。私にとっては、自分で解けずに模範解答を見ることは「屈辱」でした。
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