メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

第199回 暗号通貨の全体的な動向、分散型映画とは? その1

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第199回 暗号通貨の全体的な動向、分散型映画とは? その1 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 今回から、分野別の紹介に戻る。今回は「分散型映画」の概要を紹介する。そしていつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨の全体的な動きを紹介する。また、ネムとイーサリアム・クラシックの相場予想を掲載する。 ▼ビットコイン上昇のタイミング 前回の記事では、大口投資家のクジラによるビットコインの買いが始まったことを紹介したが、相場はさほど上昇していない。比較的に低いレベルで安定的に推移している。現在は、4万2930ドル(491万7000円)だ。これは750万円の史上最高値を越えた11月10日から見ると、大幅に低い水準だ。2021年には年内にも10万ドル(1300万円)の王台に乗るとの予測も多かったが、実現しなかった。いつ新たな上昇過程が開始するのか待たれるところだ。 現在、多くのアナリストは、ビットコインは「ナスダック(NASDAQ)」などのテクノロジー株と連動して動いていると見ている。「米連邦準備制度理事会(FRB)」が利上げの前倒しを示唆するタカ派的な政策に転じたことで、両者に売り圧力がかかっている。この圧力は今後も継続しそうだ。 しかし、近い将来の上昇を示唆する情報もある。これまでのビットコインの暴落は、平均価格がビットコインの採掘コストを大幅に下回ったため、ほとんどがマイナーによって引き起こされた。しかし、現在、ビットコインの採掘コストはビットコインの平均価格よりも20%低いため、マイナーが利益を得られる可能性がある。そのためマイナーはビットコインを売り控え、逆に蓄財に励んでいる。売りには出ていない。このため、今後は顕著な上昇が期待されるのだ。 また、前回の記事でも紹介したように、大口投資家であるクジラは、ビットコインが下落するたびにより多くコインを蓄積し続けており、これが将来の相場を押し上げる可能性がある。アナリストによれば、昨年の11月から1万5000BTC以上がクジラによって購入されているが、彼らは現在のところ保有するビットコインをまったく売却していない、 現在、ビットコインの価格は深海で溺れているように見えるのは間違いないが、長期的には顕著な上昇トレンドを示していると多くのアナリストは見ている。もちろんこれからも何度かの調整局面はあるものの、長期的には相場は上昇過程にあるという。アナリストの書いた多くの記事を読むと、4万4000ドル(497万円)以上のレベルを試し続け、4万5000ドル (508万円)に達すると、上昇トレンドが始まると予測している。 1月17日現在の相場は、4万3000ドル(492万円)だ。もう少しすると、はっきりとした上昇トレンドに入るのかもしれない。期待したい。 ●相場低迷の背景のひとつはカザフスタン 他方、ビットコインの相場が低迷しているもう一つの要因は、カザフスタンの不安定さにあるようだ。カザフスタンでは、エネルギーコストの上昇や、トカエフ大統領の政権に怒りを覚えたデモ参加者に対し、治安部隊が残忍な弾圧を行った。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
  • 1,100円 / 月(税込)
  • 毎週 火曜日