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高野孟のTHE JOURNAL Vol.534 2022.1.24
※毎週月曜日発行
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《目次》
【1】《INSIDER No.1135》
2024年、怒れるアメリカ人100万人超が武装蜂起する?!
/「ニューズウィーク」誌の空恐ろしい予言
【2】《CONFAB No.535》
閑中忙話(1月16日~22日)
【3】《FLASH No.444》
野党第1党の気概も政権奪取の気迫も感じられない立憲
民主党/日刊ゲンダイ1月20日付「永田町の裏を読む」
から転載
【4】《SHASIN No.464》
■■ INSIDER No.1135 2021/01/24 ■■■■■■■■■
2024年、怒れるアメリカ人100万人超が武装蜂起する?!
/「ニューズウィーク」誌の空恐ろしい予言
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先週の「ニューズウィーク」1月25日号のカバー・ス
トーリーのタイトルは「2024年の全米動乱」で、副題は
「次期米大統領選のトランプ再敗北で100万人超の怒れ
るアメリカ人が武装蜂起するリスク」である。
●選挙不信を煽るトランプの挑発
トランプ前大統領は今なお、昨年1月6日の国会議事
堂襲撃事件を引き起こした暴徒を「偉大な人々」と呼ん
で称賛し、さらに踏み込んで、前回の大統領選で「票が
盗まれた」と確信する共和党支持者は今後は選挙の投票
には参加せずに、別の方法で「もっと輝かしい勝利」を
手にすることができるとまで言い募っている。
選挙によらずして権力を奪取する別の方法があるとす
れば、最も分かりやすいのは軍事クーデターである。議
会制民主主義の本家を気取ってその観念を世界に向けて
の“輸出品”にまでしてきた米国で、それを全面否定す
る軍事クーデターが起こりうるとは、俄には信じ難い
が、ハミルトン大学の政治学者で世界中の軍事クーデタ
ーを研究してきたエリカ・デブルーイン准教授は「この
国でそんなことが起きるとは思いたくないが、今やそれ
が想定の範囲内に入ってきた」と言う。
銃業界では、「銃を買うなら今が買い時。大統領選挙
まで待つべきでない。誰が当選するにせよ、混乱と暴力
が拡大する可能性が高い」「暴力的な左翼が地域社会と
家庭に恐怖をもたらそうとしても、アメリカ的自由の総
力を挙げた国民の戦いに撃退される」など内戦を煽るか
の過激なコピーが罷り通っている。
●今秋の中間選挙から始まる暴力沙汰
トランプ側でどれほど具体的な“クーデター計画”が
練られているのかは分からないが、恐らく2段階がある
だろう。
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