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第200回 暗号通貨の全体的な動向、分散型映画とは? その2

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第200回 暗号通貨の全体的な動向、分散型映画とは? その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 いつものように今回も、ビットコインを中心とした暗号通貨の全体的な動向を紹介する。次にメインテーマとして、「分散型映画」の詳しい概要とこの分野で注目されているプロジェクトをいくつか紹介する。 ▼下落した暗号通貨 今週もビットコインを中心とした暗号通貨は大きく下落した。1月21日には490万円台であったビットコインの価格は、わずか1日で一気に390万円台まで下落した。24日現在では、410万円前後の水準で推移している。また3万7000円台であったイーサリアムも、23日には2万6000円台へと大きく下落した。どの主要な暗号通貨も同じような下落トレンドにある。 相場のこうした大きな下落の理由ははっきりしている。それは、「米FRB」による利上げの前倒しの否定的な影響、ならびに利上げによってもインフレは抑制できないのではないかとの悲観的な懸念から株式相場が大きく下落したことである。前回の記事にも書いたが、いま暗号通貨の相場は株式相場との連動を強めている。特に「ナスダック」の新興IT企業の株価と強く連動している。 この傾向は、昨年半ばまではみられなかった。ビットコインを中心とした暗号通貨の相場は、株式相場とはほとんど無関係に動いていた。このため暗号通貨は、株式のリスクヘッジとして好まれていた。 しかしながら、「クジラ」と呼ばれる大口投資家の資金の流入量が増大するにしたがって、ビットコインなどの暗号通貨の相場と株式相場の明確な連動が見られるようになった。その理由は簡単で、大口投資家は暗号通貨を株と同じような対象とみて、投資行動をシンクロするようになったからだ。そして、一度この連動が両者の間に築かれると、それは既成事実として認識され、連動を前提にした投資行動になる。その結果、両者の連動はもっと強められるということになる。 しかし、今回の株式相場の大きな下げが市場の崩壊を告げる予兆ではない限り、楽観的な材料が少しでも出てくると、株価は上昇に転じるだろう。インフレ率が市場の予想を下回ると、これが材料になるかもしれない。すると、株価と連動した暗号通貨の相場も一緒に上昇するはずだ。その後、また上昇トレンドになる可能性もあるように思う。 ●悲観的な予測 しかしながら、下げ相場になると必ず出てくるのが、暗号通貨の将来性を悲観する予測だ。今回もそうしたものが出ている。

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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