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第3回 バイデン政権に見られる対中政策の静かな変化

富坂聰の「目からうろこの中国解説」
 先週はリトアニアの動きから台湾問題と日本について書いた。  その続編というわけではないが、本題に入る前に少し情報を更新しておきたい。『環球時報』が報じた〈眩暈が! こんな高値で売ったのか〉という記事だ。  内容を簡潔に伝えれば、中国に事実上に通関を拒否されたリトアニア産のラム酒を台湾が買い取り、その価格がなんと、中国が買っていたときの4・4倍だったという話だ。リトアニアが狡いのか、台湾の優しさなのかは分からない。それともなんらかの手違いだったのか……。いずれにせよ国際社会では相変わらず「対立は弱み」であることが理解できるエピソードだ。いがみ合うならそれを覚悟するしかない、という教訓だ。

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