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貞子第二メルマガ:記者会見で露呈したパウエル議長の「ソフトランディングへの自信の無さ」

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/01/28
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1月25―26日のFOMC後の記者会見で、パウエル議長は「今 後高止まって、加速さえしそうな高インフレ」に繰り返し強い警 戒感を示しながらも、後手後手に回ってしまった「FRBの失敗」 を一切認めませんでした。 最初のスタートラインで「FRBの失敗」を認めなかったので、そ の後の議長の記者会見の内容は、支離滅裂、しどろもどろになり ます。 まずは、「今後の利上げの道筋」についても、「年半ばから始まるで あろうQT(量的金融引き締め)の道筋」についても、先行きの経 済状況(=経済成長)次第と、その具体的な中身については、議長 は「明言」できませんでした。 議長は、「後手後手に回ったので、その結果、急激な引き締めにな る危険がある」ことを、隠したまま、公表できなかったのです。 さらに議長は、先行きの経済成長についても、それに対応する金 融政策についても、「先行き不透明感」と「自信の無さ」を強く前 面に打ち出してしまいました。 これほどの「ポエムのような一貫性の無い議長の記者会見」を、私 は未だかつて見たことはありません。 パウエルFRBは、今回のFOMCから「インフレ退治の鬼」に毅 然と「豹変」してみたものの、 「高インフレを退治しながらアメ リカ経済をソフトランディングさせてゆくことへの自信」を市場 に毅然と示すことは出来なかったのです。 それどころか、この日のパウエル議長は「ソフトレンディングへ の自信の無さ」を露呈してしまいました!!! このおっさんのお陰で、今回もまた「FRBの威信」は大きく傷付 いたのです。 今後のアメリカ経済の「最大のリスク」は、「高インフレ」では無 く、「スローダウンしてゆく経済成長」にシフトしてゆくことで しょう。

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