第545号
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岩上安身のIWJ特報!
現役の矢野康治財務事務次官が与野党「バラマキ」批判!
「このままでは国家財政破綻」と訴えた「矢野論文」の真価とは!?
「不都合な真実直視」を言うなら、なぜ累進課税強化を言わない!?
岩上安身による宇都宮健児弁護士、エコノミスト・田代秀敏氏インタビュー
「矢野康治財務事務次官による積極財政批判論文」検証編
(その7・ドーマー条件について)
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(その6)のつづき
・エコノミスト・田代秀敏氏(IWJ撮影)
https://bit.ly/32vqh3q
2021年10月8日に発売された月刊『文藝春秋』11月号に、現役の財務省事務次官、
矢野康治氏による「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」
と題した論文(以下、矢野論文)が掲載された。
※財務次官、モノ申す「このままでは国家財政は破綻する」矢野康治(文藝春秋
digital、2021年10月8日)
https://bit.ly/3JsrysX
日本の国家財政は破綻寸前で、経済成長だけで財政健全化を目指すのは「夢物
語」と指摘し、自らを「心あるモノ言う犬」にたとえて、政府の財政出動策を諌
める内容だ。
マクロ経済学には、経済成長率が利子率を上回っていれば、国債残高が増える
よりGDPが増える方が速いため、「国債残高/GDP」の値はだんだん小さくなって
財政は安定化するという考え方があるが、「その条件は日本には当てはまらない」
と矢野氏は主張している。
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